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車がなくても加入できる!?自動車保険を個人にかけるドライバー保険とは
自動車保険は車を持っていないと無理なのでしょうか?
レンタルカーなどを普段利用している場合、保険は加入しなくても、最近はレンタカー会社の方で既に車両保険に加入してあり、加えて自賠責は車にかける保険ですから、あまり心配はいりません。
また、大半のレンタカー会社は契約と同時に、損害保険の短期保険加入を格安で提供しています。
かなり少子化の影響があるためか、事故利率の低いペーパードライバーは、日本ではかなりの人口比率で存在していると思います。
通常の保険契約では、自動車の保有者が対象ですが、自賠責保険自体が全ての車両に付随しているので、損害保険会社もやはりそこに着眼したした自動車保険が登場しています。
知人の車を借りてドライブするとか、交代で運転しながら長距離を走る場合などは、従来の保険では他人の車を使用しても補償出来る特約を、車の所有者が加入していないと、心配で運転交代は出来ませんよね。
そこで、自動車運転免許証は所有しているが、臨時や一時的に他人の車を運転するケースで、利用に便利なのが、ペーパードライバー保険とも俗に言われる、ドライバー保険です。
6等級から始まる!ドライバー保険の特徴
現在、ドライバー保険を扱っている損保会社は、数社しかないようですが、自動車運転免許証さえあれば契約できます。
対象は、自家用普通自動車、小型自動車、軽自動車、小型貨物車などで、古い免許証のタイプで免許証に中型と記載さている場合は、2トン以下の貨物車などが対象に含まれます。
これには、レンタカーも含まれているんですね。
21歳を推奨としている場合が多く、通常の自動車保険契約と同じ条件、等級は6等級から始まります。
支払いは一括払いのみで、選べるプランを2種類用意しているのは、SOMPOホールディングスの損保ジャパン日本興亜です。
基本プランは対人賠償、対物賠償は普通の保険と同じで無制限、事故負担なしで、これに契約者自身が利用できる人身傷害補償、死亡保険や後遺障害を加えたプランがあります。
三井ダイレクトの方は、搭乗者傷害危険保証特約や自損事故保険、つまりは車両保険に該当するものが特約としてつけられます。
メリットは、新規に自動車を購入した時に、保険料の割引適用を受けることですね。
また保険証券発行不要とすると、更に僅かですが、割引されます。
便利だけど車種を限定しない分、割高に!?
ドライバー保険は、車両が無くても個人にかけられる自動車保険ですから、なかなか便利な保険商品と言えます。
注意は身内の車の運転では保証対象外となることです。
その場合は、親の自動車保険の契約の見直しが必要なります。
その場合は、家族限定特約などにすれば、保険料を安くすることが可能です。
そもそも、交通事故というものは、車の車格の違いや排気量でも事故の大きさが変わりますし、運転者によっても大きく左右されます。
ドライバー保険は、車種を限定しない代わりに、通常の自動車保険よりは割高感がありますが、等級制度はおなじなので、無事故で等級を引き上げる意味でも有用といえるでしょう。