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見積もりの比較!自動車保険の新規加入の等級と相場はいくらくらい?
自動車保険の選び方について考えてみましょう。
自動車保険の加入に関しては、多くの保険会社は次のような事を宣伝しています。
基本的にこれらの項目は、口コミも含めて全部無視して構いません。
自賠責と違って任意保険の賠償とは、民法に基づいているため、どのような事例でも過失相殺があり、補償を増やせば保険料が上がるのは当然で、これら宣伝文句にには全く意味は無いと言ってよいでしょう。
「補償内容」や「保険料」は、二の次で、一番重要なのは使える保険となっているかどうかです。
実際に使える保険かどうかをチェックする
例えば24時間対応とは、交通事故で、深夜でも電話対応できるかどうかを意味していますが、損保会社ならそれは当たり前の話です。
公共の道路が24時間使えないケースはありませんから、24時間対応は原則保険会社の義務です。
またこれを特定サービスとして特約で分けている保険会社があったのなら、入るべきではありません。
人身・対物賠償無制限の意味ですが、これはテレビなどの過剰な報道の影響で、あたかも死亡事故では何億もの賠償金が請求されたかのような誤解を生んでいますが、これは正確ではありません。
自動車保険の過失割合は、道交法に基いて歩行者にも適用されます。
無条件で歩行者に保険が降りるのなら、世の中に当たり屋なるものが闊歩してしかるべきですが、明らかに防ぎようのない危険な道路横断や、信号無視の飛び出しなどでは、自動車には怪我や死亡に対しては、賠償責任が生じますが、過失割合は歩行者にも適用されるため、悪質な場合は賠償金は減額されます。
故意の場合は、損保会社は請求を拒否するでしょう。
警察への届け出がある限り、保険会社の過失割合は調書を元に公平にされます。
自動車保険の選び方は、賠償責任よりも、相手の賠償額が低く算定された場合に、自分の補償をどれだけ手厚くするかによるのです。
そのため、保険料で比較して考えるのは間違いです。
安いのは安いなりに理由があるというものです。
補償内容を重視して考える
保険料がいくらかで、判断材料にしてはいけませんから、まずは便利な補償内容として考える必要があります。
多くの自動車保険は損害賠償に関しては、人身、物損ともに条件は同じですから、この部分は考えず、特約で考えるようにします。
例えば、等級が低い場合ですが、6等級以下なら、この際車両保険未加入で、ロードサービス付帯で出来るだけ長い距離を無料で対応できる会社を選んだほうが良いです。
車両の修理はいつでもできますし、事故を起こしたら、一定期間乗らない選択肢も考える必要もあるでしょう。
しかし車両は少なくとも、事故現場から移動する必要があるからです。
自動車保険は車両保険に関しては、加入義務はありません。
シンプルな補償内容で良いのなら、ダイレクト型自動車保険一択でも構わないと思います。
無保険車特約はあまり必要はありません。
理由は、そういったケースは当て逃げなどで、まず重大事故以外が多いからです。
これは、通常の車両保険の補償範囲で補えます。
インターネットで見ると、よく自動車保険の相場の目安が記載されていますが、自動車保険は「走行距離」を最も重視しますから、ネットの簡単見積りでは詳細が出てきません。
ただし、一括見積りのサイトなどでは、同条件である程度絞り込めるので、比較する上では役に立ちます。
これも、特約に関しては考慮していないので、2~3社に絞り込んだら、そこから補償の内容を知る必要が出てきます。
代理店契約のメリットは細かい設定ができる点
これは新規で契約する場合は、最大のメリットを活かすことができます。
それは、自動車運転以外の補償も付帯させる事ができるからですね。
免許だけあれば加入できるドライバー保険や、法人向け一般自動車保険などは、代理店方式の契約のほうが細かい設定ができます。
更新時の契約に関しては、ほとんどの損保は、契約変更がない場合電話連絡後、届いた書類を送付して送り返すだけですから、更新手続きは同じです。
これまで一度も自動車保険に契約したことがないなら、車両全損修理特約、車両新価特約などがある代理店や店舗による契約が利点が多いです。
運転に慣れてきたとか、家族構成が変わった場合などのタイミングで、ダイレクト型にするか、代理店契約を続けるか検討するのが良いですね。