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任意保険加入率は全国平均73%

これほど多くの自動車が絡んだ交通事故があるにもかからわず、加入率は全国平均で4人に一人という結果です。
意外に少ないことに驚かされますが、景気動向に左右されることや、高齢者世帯が増えて、自動車を持っているだけで自動車運転はほとんどしないなど、複雑な家庭の経済事情も含めて理由は様々あるようです。

見直しは車の維持費を少しでも軽減するために

やはり、加入率がこの時代でも100%に到達しないのは、自動車保険が掛け捨て保険という契約方式であることが、最大の要因となってます。

万一の備えと言われていますから、交通事故が無ければ保険料はやがて安くはなりますが、決してタダになるわけではありません。加えて満期保険金も受け取れないのです。
そのため、車を所有する期間に応じて消費するお金が、なんだかもったいないと言われるのもわかります。

この維持費を少しでも安くするため、自動車保険の見直し、ネット加入方式のダイレクト保険の人気に繋がり、今では損保会社もメイン通販型自動車保険中心の契約となっています。

年間いくらくらいかかるの?

中型自動車、つまりセダンタイプ4ドアの1,600CC以上の高級車種の場合、保険料は車両保険も含めて12万~15万にもなります。
車の車両維持費は、車検費用で約13万~15万円、税金やその他の諸経費で年間7万円の他にガソリン代が含まれますから、維持費だけでも車検有効期間中は、40万~50万以上はかかっていることになるでしょう。

現在の日本のカーライフの主流は、小型自動車です。
この車種は排気量が1,600CC以下で、車のナンバーが”5”に該当する車種です。

マーチやヴィッツ、フィットなど、多くの自動車メーカーが主力商品としているジャンルですね。
この自動車にかける維持費は、エコカー割引も加わり、同じ等級でも保険料は6万~7万円、車両維持日は車検費用で4万円弱、税金その他で3万円以内、その他諸経費で10万円以内に収まることが多く、整備費用込みの車検でも12万円前後くらいが相場となってます。

つまり、車検有効期間中の維持費は、保険料も含めて20万円以内に収まるケースが多く、これが大体の相場となってます。

加入における最大のメリットは?

交通事故というものは、予想がつくものではありません。
急な歩行者の飛び出し、うっかり操作ミスによる追突や、もらい事故の場合もあります。

自動車保険に加入しなくても自賠責保険は、被害者、加害者に関係なく利用できますが、任意保険に未加入ですと、示談交渉は自分で全て行わなくてはなりません。

ここで一例ですが、自動車保険に未加入の車と交通事故を起こした場合、自分で賠償責任や補償をうけるには、どの様な手順となるでしょうか?

まず交通事故を起こした双方の連絡先を必ず確認してから、警察へ連絡し、事故現場で公平に事情聴取を行い、後日警察へ出頭し、事故証明内容に納得した上で、署名をして事故証明書を入手します。

相手が怪我をしている場合は、お見舞いなどの前に治療経過がわかる証明書、診断書等の請求を行います。
そこからは、日弁連交通事故相談センターなどへ連絡し、法的な根拠に基づく過失割合を決めてから、示談交渉を双方で進め、治療で身体が改善する予定なら、自賠責保険の請求を行います。

自賠責保険は、過失の有無は無関係ですので、被害者も相手の自賠責保険の損保会社へ請求する事ができます。
あとは、車両などの物損費用負担について、双方で交渉し、示談が成立したら、示談書を双方で作成し、互いに署名と押印することで、事故の処理が終わります。

この一連の処理を、自動車保険では全て損保会社が影で行います。
中でも一番辛い、当事者同士の話し合いでは冷静さを欠いて、トラブルはよく起こりがちです。

自動車保険に加入するメリットは、この精神的負担を、保険料という費用をもって軽減することにあります。
加えて、治療が終わるまで見えない賠償責任の費用も、損保会社が肩代わりするので、保険料という負担も、費用対効果では自動車保険に加入したほうがメリットが大きいというわけです。

自動車保険は、万一の備えですが、いざというときに精神的負担、経済的負担を大幅に軽くしてくれるサービスということが、これでわかりますね。

 

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