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「独学で取得できる」「一発合格も夢じゃない」
そんな比較的容易に合格できるイメージのある宅建。

試験概要や配点だけでなく、他資格との比較から見えてくる宅建の難易度を解説します。

50問中約7割正解が合格ライン

出題形式はマークシート方式で全50問です。

試験科目と配点は権利関係(14問)、 宅建業法(20問)、 法令上の制限(8問)、税・その他(8問)の計50問中約7割が合格ラインです。
毎年、合格点が変動するため、自己採点がギリギリだった方は、合格発表まで落ち着かない日々が続きます。

難関!?合格率は約15~17%

合格率でいえば約15~17%です。
しかしよりイメージの湧きやすいように、他資格と比較検討をしてみます。

<日商簿記>

簿記には1級~4級までが存在します。
合格率を見てみると4級と3級は約40~50%、2級は15~35%、1級は8~12%程度をそれぞれ推移しています。

宅建はこの中でも日商簿記2級と同等レベルの難易度といえます。
日商簿記の試験科目は「商業簿記」と「工業簿記」に分けられ、仕訳や帳簿、試算表などの勉強が必要とされます。

<ファイナンシャルプランナー>

ファイナンシャルプランナーは1級~3級までが存在します。
合格率を見てみると3級は70%弱、2級は30~40%、1級は10%前半をそれぞれ推移しています。

ファイナンシャルプランナーとはお金にまつわるプロです。
年金や社会保険、住宅資金、税制、老後、相続などあらゆる分野を網羅しなければなりません。
しかし身近な分野の知識であることから、勉強に身が入りやすのも特徴です。

各級で求められる知識の深さが異なりますが、宅建はファイナンシャルプランナーでいえば1級と同等程度の難易度とされています。

<マンション管理士>

マンション管理士とは、マンション管理組合をコンサルタントする際に必要とされる知識が問われる国家資格です。
宅建と同じく宅建業法や民法、区分所有法などの分野が出題されます。

しかし宅建と比較をする場合には、マンション管理士の方がはるかに難易度は上がります。
約8%という1ケタの合格率がその難易度を物語っています。

<行政書士>

行政書士の出題範囲は、憲法や民法、行政法などの法令科目や政治・経済・社会などの一般常識まで多岐に渡ります。
合格率を見てみると4~10%とかなりの難易度です。

宅建が200~300時間の学習時間で合格できるとされているのに対し、行政書士は1000時間以上と必要と言われています。

独学でも大丈夫?間違った勉強方法を続けるのはナンセンス

宅建は国家資格の中でいえば比較的容易に取得できる資格です。
しかし努力をせずに合格できる資格ではありません。

合格率15~17%という宅建の難易度は、初受験かつ独学で太刀打ちできないような
数字ではありません。
しかし誤った勉強法を続ければ、あなたの中での難易度が上がっていきます。

勉強法がわからない方は積極的に通学や通信講座を利用するようにする方が賢明です。

上記のフォーサイト以外にも、資格試験対策の講座やスクールをまとめたのが下記です。
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