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快適な夏を過ごす!節電に最適なグリーンカーテンの効果
今や電力会社が率先しておすすめする蔓植物のグリーンカーテン、その節電効果は抜群だと言います。
しかも緑のある暮らしや食育、そして植物の世話をすることなど、子供の教育にも一役買ってくれると言うのですから、やらない手はないような気はしますね。
高い遮光効果
蔓植物で作るグリーンカーテンの最大のメリットは、高い遮光効果です。
日本では昔から、簾(すだれ)を使って遮光効果と涼を得る手法が用いられてきました。
でも、それでは室内に差し込む日射エネルギーの約半分程度遮ればいいところで、実際には20%~30%が妥当なところだとされています。
ところが、グリーンカーテンにすると、最低でも60%!
最高80%までの遮光が可能だというのですからビックリです。
しかし、日光を大幅に遮断するということは、昼間でも室内が暗くなるということになります。
結果、エアコンの使用は控えられても、今度は照明器具の電気代が気になってきますよね。
そこで、それぞれの電気代がいくらくらい掛かっているものなのかを検証してみると、
12畳用の蛍光灯照明器具を1日9時間点灯すると、約37円
と、例え一日中電気を付けっぱなしでも、148円も安い事になります。
しかも、これをLED照明にすると、1日辺りの電気代は約14円ということになり、さらに大幅に節約することができるのです。
高い除湿効果
高温多湿の日本の夏は、日光を遮断できても、一向に涼しくなりません。
それどころか、日差しを遮ると、室内が暗く、より一層じめじめ鬱陶しく感じることでしょう。
しかし植物のグリーンカーテンは、根っこから吸収した水分を葉っぱから蒸発させるために、気化熱を使用します。
つまり、周囲の熱い空気を吸って、爽やかな空気を排出してくれるということで、常に打ち水をしてくれているようなものなのです。
これは、簾やカーテンには絶対にできない裏技ですね。
そのお陰で、室内の温度だけでなく湿度も下がるため、体感温度も下がり、エアコンの消費も抑えられます。
様々な実験結果を見ると、どうやら節電率は最低でも20%!
さらに、30%も決して夢ではないと言われていますから、仮に一夏で電気代が5万円掛かっていたとすれば、1万円以上の節約ができるかも知れないのです。
自然な節電と節約を
グリーンカーテンによってエアコンの消費電力が大幅に削減できるのは間違いなさそうです。
とは言え、いくらグリーンカーテンを設置しても、猛暑日の日中、完全にエアコンを切った状態で何時間も過ごすのは非常に危険です。
設定温度を高めにしたり、こまめにオン・オフするなどしながらも、エアコン自体はある程度使うことになりますから、中には思ったほど電気代が安くならないというお宅も少なくないでしょう。
その上、グリーンカーテンを快適に維持するためには、水や肥料、そして防虫対策など、別途必要経費が掛かります。
ついでに手も掛かります。そのため無理な節電や節約を試みるのではなく、自然な節電や節約の恩恵を被れるような活用法を極めることがポイントになるのです。
賢い節約術
グリーンカーテンを使った賢い節電術、その典型的例としては、先ほどの照明で、蛍光灯からLEDに変えることは大きな経費節減になりますね。
ただし、蛍光灯からLEDにすると、照度が下がり、同じ大きさでも、以前より暗く感じてしまうものです。
なので、快適なグリーンカーテンライフを送るには、リビングや子供部屋は、以前よりワンサイズ大きめの照明器具を設置するのが大切です。
それでも、電力消費量に大差が出ることはありません。
しかし、ほとんど寝るだけの寝室では、無理に大きめの照明器具を設置する必要はないありません。
しかも、昼間使わなければ、その照明の使用自体が避けられ、非常にお得になるでしょう。
また、日中の強い熱射がなければ、室温の上昇も抑えられるということで、就寝時の冷房の消費電力も押さえられます。
ということで、とりあえずお試しとして、わずかでも節電ができれば・・・という方には、寝室の窓辺から始められるのがおすすめです。
後はやっぱり食費の足しになるということで、ゴーヤやキュウリなど、夏野菜を植えるのが賢い節約術!
ただし、朝顔やヘチマなど、お子さんがおられるご家庭では、それを観察することにより、夏休みの自由研究に使えるようなものでも一石二鳥ですね。
ちなみに、ヘチマは沖縄では立派な食材です。
さらに、葉から取れるヘチマ水は良質な化粧水にもなりますし、たわしも作れるなど、かなり使い道豊富ですので、多方面で効果効能を得たい方には人気です。
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